少しの間、サボってしまいました・・
あまりに在宅で、個室で、ネット回線頼みで世間と繋がっているため、とことん回線を頼りに書きます。
自分史がうろ覚え過ぎて、いつ何が起きたかを正確に思い出せません。iPhoneの写真撮影日を抜きにしては。
とにかく現在時刻、嫡男1人、妻が夜勤中なことは間違いなしです。
嫡男はアンパンマンとおしりたんていの中間フェーズにいます。
結局、東京が恋しく高い不動産は手が出せず、落とし所で多摩に住んでいます。
当時「いやその市名は・・w」と思った西東京市にいます。
これまでお世話になった人からもらいっぱなしの蓄積で、引き続きIT業界にいます。
営業ではなく、ただ営業には近く、ビジネス開発の部門にいます。
入社した時「10年選手だ・・・!」と尊敬の眼差しだった諸先輩方に、年齢だけは追いつきました。
我が物顔で後輩に色々と伝えたり、励ましたり、「俺もあったよ」と言ったりしています。
その節は本当にありがとうございました。
元気です。コロナにも罹りました。
ローンを組んだ自宅の中で、妻と子と、プチ隔離生活をする時、なんか楽しかったです。
なるべく色々なものを触らないように生活する感じが、ミッションインポッシブル感があったわけです。
自宅が実家に近く、孫を見せることがいかに最高&簡単な親孝行かと痛感しています。
父親に結果倣う形で、テニスをちゃんと始めてみたりしています。
近くにテニスコートがあるのですが、なかなかオムニが取れず、クレーばかりです。
子の話をもう少し。
仕事机に、我が息子と自分の赤ちゃん時代の写真を並列しています。
子がわがままな時、「こらしゅーちゃん!」と(心の中で)呼びかけることで、「自分もそうだったくせに(冷笑)」の内省で取り組んでいます。いい方法だと思っています。
山本五十六の名言を拝借し、子育てしています。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」
山本先生におかれましては、スケールが小さい活用で、すみません。
相変わらず巨人が大好きです。
進撃の巨人も好きだったのでややこしいですが、読売巨人軍のことです。
追加情報で言えば、プロ野球のプレイヤーが軒並み年下になってきたことを受け、"プロ野球ファン"へと昇華しました。
坂本選手におかれましては、少し年齢が近いごときで、勝手に同じ視点を持たせていただいて、大変恐縮です。
将来の夢は、実務経験が無いくせに、少年野球チームのコーチになることです。
*その世界の方には、素人の見解や夢であり、すみません。
どちらかと言うとリモートワークで恩恵しかない環境なため、時間は持て余しがちなため、こうして書いていきたいと思ってはいます。
本当に650円で正しかったのか。
在宅勤務が指示され早半年。
これでもかと怠惰な取り組みを続ける状況をぎりぎりで踏みとどまり「寝ない!」を目標とし仕事を継続し電車の乗り方も忘れたころ…
近くにシェアオフィスを発見し訪問。
「何時間プランで?」の問いに己のコミット力を疑いつつも「6時間」を選定。
入室すると思い出す。塾の自習スペース。
超大声で電話をするスーツ姿の男性もいれば、山陰のおばあちゃんも驚きの角度で腰を曲げつつ何かしらのタイピングに勤しみ続けるウインドブレーカーの男性もひとり、あとなぜか座らない女性ひとり。
着席するや全ての充電気をプラグインし充電スタートで一仕事終えた気分になり、一服をしにいく。
直前に食べたうどんが睡魔を呼ぶ。そして従う。
2時間が経過していることに気づき、メールを3通返す。
2時間15分で退出を申し出、650円払う。
いよいよここまできたか、と自分を戒める。
腸詰め
池上彰に聞きたいこと。
なぜ私はここまでソーセージ or ウィンナー or ウインナーが好きなのか。
焼肉で最もテンションが上がるのが、なぜソーセージ or ウィンナー or ウインナーなのか。
なぜソーセージ は二袋で一販売なのか。
一袋に全部入れると何かまずいことがあるのか。
アルトバイエルンはなぜ割高に見えるのか。
なぜウィンナーは焼き過ぎると破裂するのか。
破裂することを少し楽しみにする自分は偏った嗜好の持ち主なのか。
二等分にするとき、斜めに切るあたりに美はあるのか。
斜めに切る自分に邪心はないのか。
タコさんウインナーにする時、人はなぜかくも喜ぶのか。
ソーセージにはなぜつまようじが合うのか。
なぜ焼肉でウィンナーを頼むと「ここに来てまで…」とヒンシュクを買うのか。
なぜ顰蹙はヒンシュクと片仮名で表されがちなのか。
だいたいの所スーパーの特売品にはソーセージが選抜されるトレンドとな何なのか。
池上彰さん、
次回の選挙特番を楽しみにしています。
拝
わかった、正義は人それぞれだって、もうわかったから・・・
進撃の巨人を読む。
その感想をタイトルにしてみました。
ネタバレなんて程遠いほど詳細には書けないけれど、絶対にテーマの一つは、これだと思う。
皆それぞれ、生きてきた背景を異にし、その背景や動機づけごとに正義は異なる。
本当に立場環境の違う登場人物が、百回以上これを叩きつけてくれる。
もうわかった。正義は人それぞれで、それがぶつかり合い落としどころを見つけていかざるを得ない不条理は、もうわかったから。
当該マンガは、巨人を倒すべく人間たちが立体起動装置を駆使して巨人に群がり、討伐する。だいたい誰かに注目を引きつけて、後ろから別の奴が突撃する。この漫画に通底するひとつの醍醐味だ。
人間たちからしたら自分の何十倍もサイズのある巨人を討伐すべく、生死を分かつリスクを負いながら群がる。切りつける。撃ちつける。いち巨人に対して何人もで襲いかからなければ分が悪い。
家に時たまショウジョウバエが飛ぶ。視界にちらつき非常に不快。早いし軽い。蚊の半分くらいの軽やかさ。
時たまそいつを退治しようと「パンッ」てする時や、やみくもに手を振り払うとき、自分が巨人さながらの情景だな、と思う。
己のサイズ感のみを武器にしてショウジョウバエを制しようと思う自分、愚鈍だな、と思う。
お主らにも正義があるのか、ショウジョウバエよ。
本当に生物学的にショウジョウバエに分類されるのかはよく見れてないからわからない。
他に、キノコバエ、ノミバエ、チョウバエなどもいるらしい。
アップデート0
深夜0時を周り、静寂に包まれた駐輪場。二階。
その日飼い主がついに現れず、一晩をそこで過ごす結末となった数多の自転車たちがひっそりと佇む。
酔いに酔った身体にムチを打ち、我がクロスバイクを迎え入れ課金バーへと向かう。
入場時に発行されたバーコード付きの型紙を鞄をぐちゃぐちゃにしながら取り出し、退場ゲートに自転車を押し入れ、バーコードを機械に読ませる。
「160円」
いいよ160円ね。ぐだぐだになりながら財布を開く。
1円玉×4 + 1万円札×2
そして、1000円札までしか受け入れないシステム。キャッシュレスも不可。
周りにある看板にもこの状況をクリアする記述は無し。
シンプルな八方ふさがり。かつ一度振り出しに戻り万札を崩しに行く気力無し。
幸い緊急時用のテレフォンが設置されていることを視認。すぐさまコール。
とてつもなく高い声の男性から「一度振り出しに戻り万札を崩しに行く他ありません。一律にこのようなご案内をさせて頂いております。」との回答。
天を仰ぐ。
諦めかけた時、右後ろから歌丸師匠のような男性係員が登場した。彼にとり、深夜なのか、早朝なのか。
「その電話は緊急用だからかけちゃだめだよ!」と言われる。
「いや、個人的に結構緊急事態でして」ともがき、どうにか事情を伝える。
この男性が事態を解決してくれるのかは不明だが、この事態を共有できること自体に安堵を覚える。
「あーそしたらね、しょうがないからこれ使って」
釜じいのごとく謎の小屋から彼が取り出したのは、同様にバーコードが印字された型紙。
曰く、2日分が請求される魔法のバーコードとなっているらしい。
「明日、必ずこれを使って清算してね。明日発行したもの使うと1日分の支払いだけど、これを使えば2日分支払いできるから」
ありがとうございます、本当に。そして、おやすなさい。とカードを受け取り一礼した刹那、
「あなたを信じてるからね」
おじさん、ありがとう。少し怖かったけど、でも一日の終わりのグダグダな僕を信じてくれて、ありがとう。
明日、用無いけど、もう一回止めに来る。止めないけど、支払いに来る。
おじさんは僕に声をかけたあと、少し自嘲気味に微笑んでいた。
結局こうは言いつつ、一日分しか支払わない利用者はかなりの数いるのだろう。
いや、おじさんがそこまで日の利用者数と売上の不一致を正確に把握しているとも思えない。
であれば、「人とはそういうもの」という全体感に思いを巡らせていたのかもしれない。
残念ながら今あなたに信頼のお返しという贈り物をお渡しすることはできない。何故ならそのチャンスは明日にしかないから。
任せてください、そう心の中でつぶやいた。
翌日、しっかりと2日分カードを手に駐輪場へ。
勝手な正義感なのかもしれない。ただ、おじさんに信頼というものを、信頼していいんだと伝えたかった。
歌丸師匠は運良く自転車を整理中だった。
とんとん、おじさん、昨日はありがとうございました。ちゃんと2日分で支払いますね。
そう直接伝え、恐らく怪訝な表情から僕のことを覚えていないのは何となくわかったけど、これでいいんだと温かい気持ちになりながら退場ゲートへ向かう。
その時の僕はまだ、普段キャッシュレスしか使わない習性が故に、財布の中身が何ひとつアップデートされていないことを知る由もなかった。
天地無用
「三体」を読んでいます。
といっても三部構成のうち1巻目を読み終えたところです。
2巻目は発売中、3巻目はまた来年とかになるとのこと。
物理学の三体問題なるものがベースにあり、地球外生命体と地球人が戦うことになっていく超大作SF。
2巻目を勇んで書店で買い求め、意気揚々と横になりながらページを捲る。
SFならでは急展開にもめげずに読み進める。この登場人物誰だっけ?そんなことは気にしない。海外作品であり物理学を駆使した超大作。こいつら今どこにいるの?いやいやこれも読解力が追い付いていないだけ。読み進めればいずれ符号してくる。
5ページ。10ページ。
やはり何かがおかしい。いつまでたってもストーリーに乗っていけない。インフル復帰後の数学の授業さながら。
さすがにSF超大作でもこれは許容範囲を超えているのでは?読者を置いてけぼりにするのもいい加減にしろ!
2巻は上・下で構成されているとのこと。
私は1巻読了→2巻下の展開。をやってしまった。
2巻上をすぐにAmazonで買った。2巻下を頑張って10ページ読んだことを強く後悔している。
ミニオンの朝ご飯
PS4のゲームをよくやります。特に数年継続しているタイトルは「フォーオナー」。超ざっくりオンラインで4vs4とかで斬りつけ合うゲーム。時代感は中世ヨーロッパ的。誤解を恐れずに言うと、楽しさが異常です。
「ドミニオン」というゲームモードでは、互いのチームが陣取り合戦を繰り広げるわけですが、そのフィールドに我々プレイヤー以外に存在しているのが「ミニオン」。いわば叩けば一撃で死ぬ大量生産された小さいキャラクター達の総称です。固有の名前もなければ顔はそもそもみな同じ。冷たくまとめれば、フィールドを彩る背景の一つに過ぎません。
けど、彼ら結構ガタイがいいです。筋骨隆々で、かなりの修行を積んできたことは窺い知れる。またドミニオン開戦時、「ここで戦って死ねば墓で休めるぞ!」的なことも言うので、なんというか良かれ悪かれ精神の仕上がりもだいぶ見受けられる。
またたぶん家族いる。妻・子ども・ご両親ほか親戚多数が一つの集合体で日々生きている。その主がミニオン1号であるとする。彼はめっちゃ尊敬されていて、絶対他の家族は彼が食事に口をつけるまでは待ち続ける。子どもとか彼に叱られたら10時間レベルで外に放り出されたりもする。ただし犬だけには彼は優しい。
兄弟間で骨肉の争いも何度か経験してる。伝統と改革どちらを重んじるかで氏族の方向性について意見が何年も平行線になったこともある。結果弟は遠く離れた地で孤独に生きることになったりもした。しかしいまだに兄弟間では伝書鳩でのやりとりが続いている。
とか色々あったミニオン1号を「R1+R2同時押し(範囲攻撃)」で一掃してしまう私。
ゲームだから一掃してしまったことに落ち込んだりしない。残虐すぎる…とマリオテニスに乗り換えたこともない。だって本当はドットの集合体でしかないから。
しかし無理無理にミニオン1号を考える時、「彼の生き様が~」とか、「彼の家族が~」もそうだけど、「彼は毎日朝起きて歯を磨いて朝ごはんを食べてきた。多分小さい頃は栄養も考えた献立を毎日彼の母が早起きして作ってくれた。本当に毎日。学校で図形問題とか学んだ。夜寝る前に本も一日数ページずつでも読んできた。背もいっぱい伸びたし散髪も何百回も行った」みたいに積み重ねた1万何日かを儚く思うことはある。
しかもこれが1000人いたとして、1000人が10000日朝ごはん食べてきた。お母さんが何千日朝ごはん作ってきた。この膨大な「量」まで想像すると、さすがにコマンドを入力する際にコンマ何秒かの躊躇を感じる。
何かを抑制すべき時、想像力はとことん極限まで行っていいと思うし行くべきだと思う。行動は現実的に、で致し方ない時はあるけれども。
だから取り合えずゲーム上不利になることを憚らず、あまりミニオンは倒しにいかないタイプの戦術を採用しがちな私。
再開します。
ということを宣言します。
ライターというソルジャーな仕事
肩書なんてと思いながら、肩書はライターになって2ヶ月半。
楽しいは楽しい。仕事で必然のどうしようか悩む対象が「どういう文章なら読みやすいか?」は我ながら本能の悩みに近くてベクトルぴったしの感覚。
酔っ払ないながら電車で暇だから見るWeb記事を書くという行為にどれだけの意味があるのかといったら皆無だと思うけど、書いてる人はいる訳で。
AIに代替されないようなエッジを効かせた文章を書こうとしている時点で打倒AIは割と向き合っている。
根底はやっぱり笑えることのすばらしさ。どんなに辛い何ヶ月かが続いても3秒横隔膜から笑うことでマインドが一新されることはあると思う。芯を食った観点でほくそ笑むくらいの記事を書きたいと思って仕事をするのは薄給でも良きこと。
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・メルカリで売れた商品の梱包する具材が無い時の本末転倒感はことわざレベル。
法とは願い(らしい)
世の中で最も破られている法律が道路交通法だとか。
お天道様に見られている感覚で車の来ない信号を止まる時、目の前の淑女が堂々と赤信号で渡ってくると価値観がぐるんぐるんする。
法的手続きを総まとめにすれば、法に触れると経済的・身体的・社会的な制裁を受けるはず。本来的には。
だけど、ちゃんと法律の条文を認識できていない。法学部の学徒や法曹界を目指す人がはじめて着実に向き合うイメージ。
そう考えるとこわい。これをしたらああなる、のイメージは割と明確なのに、なにをしたらああなるの具体的なプロセスは知らない。
法律に救われて、法律に足元すくわれる制度の中生きているはずなのに、大丈夫なのだろうか。
でもおおよそ大丈夫なのは、法律=お天道様の感覚に近しくあってくれてるのだろうか。
キングダムでいうところの、(公的)願いと(私的)願いが隣接しているのだろうか。
お天道様に従ったけど法律にはそむかれる価値観があるとややこしい。
イメージは、法律に勝負を挑めば挑むほど法律は刃を向けてくる。
法律と距離をとりふんわりとした挙動をとると、法律は猫のようにそっぽを向く。
プロポーズ
お題スロット「プロポーズ」。
プロポーズ【propose】
( 名 ) スル
申し込むこと。特に、結婚の申し込みをすること。 「思いきって彼女に-する」
(大辞林 第三版)
用例の中の彼、思い切ったな~。
思い切ったってことはけっこう五分五分のプロポーズだったのかもしれない。
プロポーズ(告白含む)を五分五分でいける人はすごいと思う。
やはりおおよそ両想いだなとか、OKしてれくれるだろうなとか固まってから申告するタイプなので、負けの可能性がある段階で飛び込める人はすごいと思う。
プロポーズは人生の思いやりの結晶で演出するのだと思う。
とことん二人の思い出に沿ったものだったり、とことんサプライズだったり、とにかく思いやりの発表会。
大衆の前でぶちこむのも流行っているらしい。
でも一番の思いやりは、ちゃんとプロポーズの受諾 or 拒否を真摯に回答させてあげる環境を作ることだと思う。
数千人が見守るバスケットコートの真ん中に二人で登場し、このフリースローが決まったら告白します!って言ってシュート決めちゃった日には、彼女ぜったい断れないのでは?
圧倒的雰囲気でOKされても僕ならOKと思えない。
彼女がNGだったら、いったんワーッて盛り上がる感じで受諾するけど、席に戻ったら「ごめん後でカフェ行こ。」って言って先ほどの異常な空間がいかに異常であったかを説明して1週間再度時間をもらうかな。
断る権利を与えるのが思いやりという前提だと、家の中でそれとなくの、99矢部さんの方法を採用しよう。そんなときがあれば。
身体感覚③
いま、スマホで検索したりアプリを活用すればおおよそすべての知識が手に入る。
難しい用語に出会ったり不得手な分野の会話があった時も、究極これまで誰かしらが辿り着いた見解であれば、ほぼ無限に広がっているデータベースがあるので、検索できさえすればそこに到達できる。
確かに、理系の話や哲学の話を例にとったとして、検索結果だけ知れても意味がないかもしれない。なぜなら、なぜその帰結になったのか、その言説の背景にはどんな変遷があったのか、などは検索結果として出た言葉だけでは理解などできているはずがない。人に受け売りで話したとしても音読とか伝聞に近い。
しかし、あえて究極に、スマホがもっと進化して、とにかく脳内に埋め込められるほど小型化して、理系の話も哲学の話もそこに至った背景まで瞬時に検索し言語化できる機能が備わったとしたら。受け売りか否かも聞き手が判断できないほど検索技術と腹落ちと言語化がアシストされるとしたら。
それを埋め込む時代は、「この人物知り~。」という感覚はどうなるのだろうか。たぶんこのチップは英語やフランス語なんかも言語をつかさどる脳に刺激を与えて話せるようにできる。
おそらく、積み上げた知識や鍛錬した思考なんかはチップの性能次第でみな平等になる。
検索から結果が返ってくるまでも0.001秒とか東京物語みたくなるので、差が感じられない。
としたら、何を知っているかではなく、誰が語っているか。どんな雰囲気の人が語っているか。語る声色がどんなものか。語る表情がどんなものか。語る手をどこに置いているか。
そんなことで信頼できる人なのかそうでないのかが決まってくるのだと思う。信頼できるか、というよりは信頼するか否か、のほうが近いかも。
会話の内容ではなく会って数分の間の第一印象でと面接で言うけれど、そういうことなのだと思う。
発言するとき臆していなかったり、あーとかえーとか挟まなかったり、胸を張って座っていたりとか、そんな人対人のフィジカル的な機微で判断が行われることになるのだと思う。
政策はあまり差異が見えないけど、石破さんここが少し弱い気がする。
好きなのだけど。
マウスピースを作りました。
寝てる時に歯ぎしりと寝言が絶え間ないと指摘されかれこれ15年くらい。
指摘元は母だったり兄だったり元XXだったり、元YYだったり。
自分の歯ぎしりで起こされたことはないけれど、直近歯医者に行ったら犬歯をがりがりやっているとのこと。
少しエスパー伊東に似てる先生だったので訝しがったが現状分析に薄めの感謝。
俺にも犬歯があるんだぜとどうでもいい誇り。
寝言はまだ兄と同部屋で過ごしていたころ「戻れ戻れ戻れ!」としきりに言っているとフィードバックをもらったことあり。
絶対的に夢の中でバスケの試合をしておりカウンターをくらっている。
マウスピースはシリコン製。違和感の権化みたいなとこある。はめる時気が引き締まる。ボクサーが試合前にはめこむ時のように(想像)。
期待した。マウスピースをはめて寝る初夜。
目覚めたとき、悩まされていた鈍い眠気が一気に吹き飛んでいる理想を描いた。
が、翌朝起きぎわのスヌーズ8回。
杉内引退か。
お笑い論①
前回のブログで、主語を大きくすることの弊害を書いたのに、無視して題名は大きめで設定してみる。
「お笑い論①」(今後、継続すると思って①。)
まず。いや、わかりません。わかったふりをすることすら怖いので、冒頭でわかりませんと書いておきます。
そもそもどれだけ均質化された価値観をもつ日本人同士であっても、笑いのツボは人それぞれなので、あまりそれを一般化したところで意味合いは薄いと思っています。
なので、個人的な見解で。かつ、具体例をもって。
例示する時点で、それは私がおもしろいと思っているものとして抽出されているものです。なので、それはそもそもおもしろくなくない?は、無し目でお願いします。
■千鳥のindeedのCM
観たこともあるだろうし、リンクした動画で改めて観てもらうことになったのかもしれないが、これはやっぱりおもしろいと思う。
あまり爆笑してしまうという類ではないかもしれないが(私は初見は爆笑した)、なんかフフッてなってしまう。
フフッてなる点の箇条書きと、だからかなって思う理由。
・まず、大悟とノブの仲の良さがにじみでている。
→楽しそうにしているグループをはたから見ていると楽しく感じる現象。混ざりたい。自分もそんな、二人の世界観で幸せそうにできるパートナーに憧れる。実際、メイキング映像みると、取り巻くスタッフは笑い声ひとつ発せず、二人だけの世界。
・大悟のボケがどうしてボケになり得るか、一瞬とらえきれない。
→約4~5秒の尺しか与えられておらず、これまで蓄積した二人の関係性やその他背景があったうえに成り立つボケは不可能。旅館なのか、すし屋なのか、タクシー内なのか、だけ。がゆえに、その3シーンの情景に追いつくためだけに視聴者は1秒くらい要する。その1秒後、やっと理解した情景に対し、一瞬そぐわない一言を大悟が発する。大悟からしたらかわいそうだが、そのボケでは笑えない。笑えないというか、観ている側が追いつかない。
・ノブのツッコみが1センテンスながら状況説明と"否"を兼ねる。
→置いてけぼりにされた視聴者向けに、「大悟の不可思議な発言は、やはり長らくその情景にいた相手(ノブ)からしても、おかしい」ということをノブが代弁してくれる。代弁してくれることで、「やっぱ、そうだよね!」の共感が視聴者に訪れるとともに、「そうであるなら、その発言おかしいやろ!」の会話としての否!の代弁も続いてノブがしてくれる。
・声。
→大悟の声が、明確。ロープがついているか否かが不明な状況でバンジージャンプを飛び降りている感覚が大悟にはあるのだろうと思う。なのに、めっちゃ真っ逆さまに飛び降りる。だからバンジージャンプのスタッフ側(視聴者側)も、「ロープついてるだろ、多分。」と、根拠のない安心感を得る。ボケに頼れる。声が明確だから。そして、ロープがついていようと無かろうと、とにかく下にクッションを何重にも敷き詰めて一命を取りとめようとする役割のノブの声。むしろ逆に、猛スピードで落下してくる大悟を、トランポリンのごとくバネではじき返すほどの、明確なツッコみでの応答。ノブのツッコみの間と声質と発声のスピードが、多くの視聴者の心の声を代弁をする。いや、視聴者は言葉にできていないけど、大悟の一言で発生した心のもやもやを顕在化させ、否!を言語化させ、適切なボイスで発してくれる。ノブがツッコんだあとにわかる。そう、大悟のボケのそこが引っかかってた。
・ツッコみのワード
→ノブのツッコみワードセンスは光っていると思う。間違いない。だけど、ノブがあのボケを受けた後1秒後に、瞬時にひらめいてあのワードを選択しているのではないと思う。おそらく、大悟とノブは高校生からの同級生ということもあり、ノブからすると、大悟のボケの性質・クセが手に取るようにわかるのだと思う。そして、高校時代からの蓄積で何万・何十万とデータベースが拡張している。もしかしたら、大悟の顔色を見ただけで、ノブにはこのあと発せられる大悟のボケのパターンがわかるのかもしれない。だから、経験値や実績があるから、1秒後にツッコみがでる。しかも、一番大悟のボケを活かす形のものが。かつ、ノブのツッコみがさえていると思うのが、蓄積されすぎたデータを悪用せず、二人だけの閉じられた世界のツッコみをしていないこと。ちゃんと、大悟のボケの特異さを世に伝える観点で、ワードを選択している。あっぱれと思う。
・千鳥というコンビの安定感。
→これは土台として一番重要だったのかもしれない。お笑いって極論、何を言ったかではなく、誰が言ったかの世界だと思う。何を言ったかの蓄積で、その"誰"になれるのだけど、一度安泰をきずいた"誰"は、観る側の安心感が違うし、"誰"をきずけなかった芸人は、失笑を誘い続ける。千鳥の安心感は、つまりブレイクしたからなのだけど、ブレイクする過程においては、「クセがつよい!」だったのだと思う。大悟のクセの強いボケに対し、ノブはツッコみを重ねていった。重ねていったツッコみは、ボケのクセが強い時点で、それを世間とつなぐインターフェースとして活用している時点で、クセのつよい観点にならざるを得ない。そのクセの強さを磨いていったノブは、他の吉本の先輩の発するボケはクセのまったく無い直球にうつっているのかもしれない。直球が飛んできた場合、ノブのツッコみ(声色・ワード選択)はクセの強い返しになる。そういう道を生きてきたから。それは、ノブからしたら直球の返しだけど、クセの強い返しをされた先輩芸人や視聴者は、クセのある球と感じ、あっさりとリターンエースをとられる。大悟のボケでクセを感じさせ、ノブのツッコみでクセを感じさせる千鳥は、いつしか視聴者からしたら、やみつきになるほどの、クセを放つ"誰"にランクインした存在になったのだろう。