わかった、正義は人それぞれだって、もうわかったから・・・

進撃の巨人を読む。

その感想をタイトルにしてみました。

ネタバレなんて程遠いほど詳細には書けないけれど、絶対にテーマの一つは、これだと思う。

 

皆それぞれ、生きてきた背景を異にし、その背景や動機づけごとに正義は異なる。

本当に立場環境の違う登場人物が、百回以上これを叩きつけてくれる。

 

もうわかった。正義は人それぞれで、それがぶつかり合い落としどころを見つけていかざるを得ない不条理は、もうわかったから。

 

 

当該マンガは、巨人を倒すべく人間たちが立体起動装置を駆使して巨人に群がり、討伐する。だいたい誰かに注目を引きつけて、後ろから別の奴が突撃する。この漫画に通底するひとつの醍醐味だ。

 

人間たちからしたら自分の何十倍もサイズのある巨人を討伐すべく、生死を分かつリスクを負いながら群がる。切りつける。撃ちつける。いち巨人に対して何人もで襲いかからなければ分が悪い。

 

 

 

 

家に時たまショウジョウバエが飛ぶ。視界にちらつき非常に不快。早いし軽い。蚊の半分くらいの軽やかさ。

 

時たまそいつを退治しようと「パンッ」てする時や、やみくもに手を振り払うとき、自分が巨人さながらの情景だな、と思う。

 

己のサイズ感のみを武器にしてショウジョウバエを制しようと思う自分、愚鈍だな、と思う。

 

 

お主らにも正義があるのか、ショウジョウバエよ。

 

 

 

本当に生物学的にショウジョウバエに分類されるのかはよく見れてないからわからない。

 

他に、キノコバエ、ノミバエ、チョウバエなどもいるらしい。